2023年10月の『クレスコ』さん(全日本教職員組合さんの雑誌)に、「性暴力にさらされる子どもたちに対し私たちができること」と題してエッセイを掲載いただいております。
今回「子ども」についてということだったので、私が書けるのだろうか?と迷いました。
もちろん私にも子ども時代はあり、その時もさほど安全ではなかったのですが、経験した性被害の最たるものは、成人期のものです。子どもを対象とした直接支援の経験はほとんどありませんし、専門とは言い難いかなと。一時期、子ども時代のことに関わりたいと児童虐待防止の団体でも活動したことはあるのですが、ちょうどその時期に性被害に遭ってしまいその活動は、突然、尻切れトンボでやめてしまいました。
なので、本当に私ですか?と何度もご依頼いただいた担当さんに確認をしてしまいました。
ですが、お電話でお話する中で、「教育の現場では、性暴力とは変なおじさんから行われると思ってる教師も多い」と聞いて驚愕。それなら私が書く事でもいくらかはお役に立つだろうと、お引き受けしてみました。
頑張って考える機会となり、そして書けたので、今は、お引き受けしてよかったなーと思ってます
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『月刊クレスコ 10月号 no.271』大月書店
目次
特集=包括的性教育ってなに?
●総論Ⅰ
包括的性教育とはなにか……田代美江子
●総論Ⅱ
からだの権利教育を考える……水野哲夫
●幼稚園のとりくみ
幼児期になぜ性教育が大切なのか……北山ひと美
●寄宿舎のとりくみ
寄宿舎で見守る2人の恋……田中はる奈
●保護者
おうち性教育~我が家の場合~……石川麻弥
●医師
地域で・家庭で・学校で。ゴールを共有し、役割分担で性教育を……髙橋幸子
●七生養護学校
「七生養護学校事件」から20年……日暮かをる
●高校生のとりくみ
学校のトイレに生理用品の設置を求めて、
高校生が立ち上げた「生理革命委員会」……武田芳紀
●NPOのとりくみ
若者と共に包括的性教育を広げるNPOピルコンの実践……染矢明日香
●支援の現場から
性暴力にさらされる子どもたちに対し私たちができること……八幡真弓
【連載】
◆私の出会った先生……吉田 裕
よき教師に恵まれて
◆世界の取材現場から見た日本……金平茂紀
「負の歴史」に向き合う誠実さと勇気
◆憲法と私……池内 了
日本国憲法の三層構造
◆先生が先生になれない世の中で……鈴木大裕
花火大会は誰のもの
◆これなら作れるパパッとレシピ……大場恭子
酸味爽やかでさっぱりした「レモンバジル唐揚げ」
◆一冊の本に出会う……横山眞佐子
一言にこめられた思い
◆萩トモローの笑学校……萩トモロー
◆臨床心理士と考える「こころ」のこと……深澤大地
自分のトリセツ作り
◆世界をつなぐ! 教員ネットワーク通信……アンジャリ・アガルワル
さまざまな宗教の生徒を受け入れる英語が共通語の公立学校
◆バイ・ザ・ウィンドゥ……渥美二郎
終わらない夏
◆名画に出会う……堀尾眞紀子
ルノワール「青い服を着た若い女」
◆この映画見ましたか?……すがわらちとせ
「ロスト・キング~ 500年越しの運命」
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